事例4:10年以上前の自損事故
10年前の事故の時点ではそれ程の障害ではなかった。
しかし、年月を重ねるうちに筋力は低下し、 関節の稼動域も狭くなっていった。
リハビリ終了後は受診もなく、 5年以上無治療だったためカルテが廃棄されていた。
自損事故であったため、 警察に事故の届出をされていなかった。
自賠責保険も使用されなかったので、 保険関係にも事故の記録がなかった。
解決方法
救急搬送されたかどうかを確認したところ、 救急車を呼んでいるとの事であった。
事故現場の最寄の消防署に救急搬送記録を確認してもらい、 該当の日時に○○病院に搬送したとの記録が残っていた。
それを証拠にして申請し、認められた。
私が病院で働いている時、 毎朝救急隊から電話がある事を医事課の人が教えてくれていた。
内容は昨日搬送した人達がどうなったのかを確認されていた。
(入院したのか?外来で処置しただけで帰宅できたのか?)
また、後輩が救急隊員にいるため、 場合によっては古い記録が残っている消防署があると聞いていた。
そのため、救急搬送記録にたどり着けた。