発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)で障害年金が受給できた事例集

発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)の事例集

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支給停止から復活させた事例

年齢:57歳
地域:滋賀県
病名:AA-PNH症候群
結果:2級の障害基礎年金

一時期受給されておりましたが、新薬の登場で障害の状態が改善したとして支給が停止されている方でした。

再生不良性貧血と病態がかぶっているケースで、いわゆる骨髄不全型の発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)でした。

検査数値や日常生活能力を確認すると、2級に該当できると判断し、受給権者支給停止事由消滅届を提出し、無事2級の障害基礎年金が復活しました。

 

審査請求で2級へ等級を戻したケース

年齢:53歳
地域:岐阜県
病名:発作性夜間ヘモグロビン尿症
結果:2級へ等級変更

現況届で3級へ等級変更されたとご相談がありました。

現況時の診断書を確認すると、ヘモグロビン濃度が8.7g/㎗であり、輸血の回数の争いであると判断しました。

そのあたりを審査請求で訴えていき、無事2級へ等級が戻りました。(審査請求事例79)

 

出血傾向があったケース

年齢:40歳
地域:岐阜県
病名:発作性夜間ヘモグロビン尿症
結果:2級の障害基礎年金

貧血を診断された初めの血液検査で、Fe値も低下しており、鉄欠乏性貧血と診断されておられました。

しかし、その時のヘモグロビン濃度が輸血が必要なレベルでしたので、その後鉄剤で回復されておられましたが、その日を初診日として申請しました。

また、血小板数に異常はなかったのですが、出血傾向があるという骨髄不全を伴うPNHの可能性がありました。

しかし、主症状は溶血であるので、溶血性貧血であると主張しました。

そうしないとヘモグロビン濃度以外は認定基準に該当していませんでしたので、認定されない可能性がありました。

一般状態区分表も「ウ」でしたが、結果、無事2級が認定されました。

 

3級が認定されたケース

年齢:44歳
地域:兵庫県
病名:発作性夜間ヘモグロビン尿症
結果:3級の障害厚生年金

一般状態区分表は「イ」であり、ヘモグロビン濃度は8.2g/㎗でした。

ヘモグロビン濃度が8g/㎗を超えているため、輸血はありません。

また、この疾患の性質上、ヘモグロビン濃度は低下しますが、白血球数や血小板数は正常値でした。

そのため、難治性貧血群での認定基準(A表)を満たさないケースでした。

何とか申立書でカバーするべく作成し、無事3級が認められました。

 

審査請求で遡って2級になったケース

年齢:28歳
地域:新潟県
病名:発作性夜間ヘモグロビン尿症
結果:審査請求で遡って2級

3級と認定されていたケースで、新薬により輸血回数が大幅に減少されておりました。

そのため、3級としか認定されていませんでしたが、認定日のヘモグロビン濃度や体重等から必要な輸血の程度を推定しました。

患者さんによっては、リスクがあるためなるべく輸血を避けられる傾向がありますので、本来望ましい輸血の頻度を割り出しました。

それを元に審査請求をし、無事2級へと等級変更されました。

 

審査請求で現在から2級が認められたケース

年齢:40歳
地域:静岡県
病名:発作性夜間ヘモグロビン尿症
結果:現在から2級へ処分変更

遡って3級、現在からも3級と認定されたケースです。

現在の分の診断書を確認しますと、輸血はされておらず、血小板数も正常値でした。

しかし、血栓予防のために大量のワーファリンを飲んでおられるため、止血が困難と認められるケースでした。

そこで、
・ヘモグロビン濃度から中度の貧血である事
・服用している薬の副作用によって免疫力が低下ている事
・ワーファリンのため、止血が困難になっている事
以上3点を主張して、2級であると審査請求を行いました。

その結果、無事2級へ等級変更されました。

 

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